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BBT芸術祭とは、株式会社ビジネス・ブレークスルー(以下BBT)の教育プログラム関係者が中心となって運営、出演する舞台発表型イベントです。2019年現在、BBT大学大学院(MBA)Bond-BBT(MBA)Aoba-Japan International SchoolBBT大学経営学部の受講生を中心に開催されており、2019年には第6回目を迎えます。

当芸術祭は2013年、心理学、リベラルアーツ、人材マネジメント領域で教鞭を執る川上真史教授の提案・主催で始まりました。当初は「音楽祭」と呼称されていましたが、音楽に留まらず広く芸術に触れる機会となるよう、2018年より「芸術祭」と改められています。

芸術祭のねらい

BBT芸術祭の大きな目的は「教養を深める」ことです。

専門とする分野のみならず、幅広い教養を備えることは本人の可能性を大きく拡げる、と私たちは考えています。近年では、教養そのものが間接的に問題解決の力になるという視点から「リベラルアーツ」カリキュラムを提供する教育機関も増えており、教養を身に備える重要性がより認知されてきているのかも知れません。

「音楽がなかったら今の私はない」と口を揃える二人がいます。大学および大学院の学長を務める大前研一氏(クラリネット奏者)と、当芸術祭主催者の川上真史教授(フルート奏者)です。

教養は普遍的なもの

教養の良いところは「世界中で通じる」ことです。有形無形の芸術。歴史、政治、地理、経済、文化、宗教などの地政。ワインや料理などの食分野…。教養とはとても広範な概念で、知識はもとより人との接し方や佇まい、所作やお金の使い方も教養とみなされます。また地域によって様々な文化背景を持っていますが、一般的には教養を備えることで多くの方々と話を深めやすくなります。

現実として、相手からの信頼は様々な話を交えることが出来ないと十分に得られないことも多く、常に学び続けているか、誠実な態度を身に備えているかでその人の知性や教養が推し量られ、パートナーとして信頼できるか否かのジャッジが下されてしまう事例は昔も今も事欠きません。おそらく今後も変わらないでしょう。コンサルタントとして世界中のビジネスリーダーと渡り合ってきた大前研一氏は、これを誰よりも強く実感した一人であり、その重要性を日々学生に説いています。

教養は人と人をつなげ、知見を広げる磁石のようなものです。グローバリズムが進むと、共通の文化や暗黙の了解が通じない方々とコミュニケーションを取る機会も増えていきます。そんなとき、うまくきっかけを見いだせたら。それで互いの心を通わせる一助になったなら素敵ですよね。

人前に立つ経験を積む

このとおりBBT芸術祭は「教養を深める」ことを念頭に始まりましたが、主催の川上真史教授曰くもう一つ大きな目的があります。それが「シビアな緊張感に身を置く経験を積む」ことです。

楽器演奏やダンスなど、舞台上で行う演目については指先ひとつのミスがすぐバレる上、その場でやりなおして修正するチャンスすら与えてもらえません。このような「やりなおしのできない」緊張感に身を置いた経験と、そこで身についた度胸は日常や仕事の場で大きく生きる、というのが川上教授の信念です。BBT芸術祭では多くの方に舞台へ立って頂き、緊張感と対峙し、コントロールする経験を積んでいただく役割も担っています。

習い事の発表等で継続して舞台に立った経験をお持ちの方にとって、これは特筆すべきスキルに当たりません。しかし大多数の社会人や学生にとって、舞台に立つことは未だ非日常なものです。芸術を深めながら、当事者として身を置いてみる経験が人生にもたらす影響は決して小さくないでしょう。そのような新しい一歩を踏み出して頂くきっかけとなることを強く願い、BBT芸術祭は運営されています。

BBT芸術祭2019の指針

以上のことからBBT芸術祭2019は発表会や演奏会というより、軸足を観客側に置きながら芸術を通して「巻き込む力」を学び、これを鍛えるイベントです。主軸は観客の皆様を楽しませ、心を動かすことにあります。

これまでのBBT芸術祭はあくまで「どう演じるか」に軸足を置き、「観客の皆様がどう感じるか」の点にはあまり注意を払っていませんでした。演目技巧の甲乙を問わないのはこれまで同様変わりませんが、出演者は聴衆を自身の世界へ惹き込みつつ、演目を通して芸術への興味を皆様の心に喚起する工夫を凝らします。より観客目線に立ったステージング、つまりパフォーマーとしての舞台を強く意識して頂くことを出演の皆様にはお願いしています。

軸足を観客側に置く、これが芸術祭2019のチャレンジです。
以上のことからコア・コンセプトを「芸術を愉しむ灯(あかり)を、集う皆様の心に点(とも)す」と設定しています。



観に来て下さった方々に、演目を通してワクワク感や「自分もやってみたい」という思いを感じていただきたい。これはBBT芸術祭2019における基本理念となり、運営における全ての意思決定はこの原則に基づき行われます。

出演者の視点は常に観客席から

芸術祭2019では観客の皆様の心にいかに響かせ、芸術を通して心の動き(情動)を起こし、興味を持っていただいたり、自分もやってみたいと思わせる工夫に取り組めるか否か…。出演者はそこを唯一の基準とし、演目完成度の甲乙は問いません。

したがって、演じる軸足が「自分たちだけ」にあるチームには出演をご遠慮いただいています。相手の心に立てるか、相手に何かを伝えられるか、そして最終的には巻き込めるか…。これまで「あんまり上手くないんだけど、何か味があるよね」というパフォーマンスを見たことがないでしょうか。出演者ご自身の個性は本人固有のものであり、使い方によって必ず人を惹き付ける力になります。

スティーブ・ジョブズのようなプレゼンをすることは容易ではありませんし、プロの演奏家のように淀みない演奏をするのはこれも難しいことです。楽譜通り演奏すること、歌うことも大切ですけれど、聴衆がどうやったら興味を持ってもらえるか、心が動いてもらえるかの工夫を通じて、聴衆の琴線に響く力を磨く機会になることを目指しています。


以上がBBT芸術祭2019の全体像となります。観覧の皆様のご来場、そして出演のエントリーをお待ちしています!