BBT Arts Festival BBT芸術祭
2020年に開催予定の「第7回BBT芸術祭」は延期されました。
続報が入り次第、お伝えいたします。
BBT芸術祭とは
株式会社ビジネス・ブレークスルー(以下BBT)の教育プログラム関係者が中心となって運営、出演する舞台発表型イベントです。舞台を通し「人前に立ち、相手に伝える力」を醸成し、演じる機会と鑑賞する機会を各々少しずつ増やしていく(芸術に親しむ)ことを目指しています。BBT大学大学院(MBA)、Bond-BBT(MBA)、Aoba-Japan International School、BBT大学経営学部の受講生を中心に開催されており、2019年には「芸術を愉しむ灯(あかり)を、集う皆様の心に点(とも)す」をコンセプトに第6回目を迎えました。
2020年は5月に開催を予定していたものの新型コロナウイルス対応のため延期となりました。しかしながらベートーベン生誕250年の節目を期して「第九」の合唱が予定され、メンバーはZoom等を用いながらオンラインで練習を重ねています。
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芸術を愉しむ灯(あかり)を、集う皆様の心に点(とも)す
音楽をはじめとした芸術表現の良いところは「言語を問わず通じる」こと。有形無形を問わず歴史、政治、地理、経済、文化、宗教などの地政はもちろんのこと、ワインや料理などの食分野の知識も教養のひとつ。教養とはとても広範な概念で、知識はもとより人との接し方や佇まい、所作やお金の使い方も教養とみなされます。地域によって様々な文化背景を持っていますが、一般的には教養を備えることで多くの方々と話を深めやすくなります。
現実として、相手からの信頼は様々な話を交えることが出来ないと十分に得られないことも多く、常に学び続けているか、誠実な態度を身に備えているかでその人の知性や教養が推し量られ、パートナーとして信頼できるか否かのジャッジが下されてしまう事例は昔も今も事欠きません。おそらく今後も変わらないでしょう。コンサルタントとして世界中のビジネスリーダーと渡り合ってきた大前研一氏は、これを誰よりも強く実感した一人であり、その重要性を日々学生に説いています。
教養は人と人をつなげ、知見を広げる磁石のようなものです。グローバリズムが進むと、共通の文化や暗黙の了解が通じない方々とコミュニケーションを取る機会も増えていきます。そんなとき、うまくきっかけを見いだせたら。それで互いの心を通わせる一助になったなら素敵ですよね。
シビアな緊張感に身を置く
このとおりBBT芸術祭は「教養を深める」ことを念頭に始まりましたが、実はもう一つ大きな目的があります。それが「シビアな緊張感に身を置く経験を積む」ことです。
楽器演奏やダンスなど、舞台上で行う演目については指先ひとつのミスがすぐバレる上、その場でやりなおして修正するチャンスすら与えてもらえません。このような「やりなおしのできない」緊張感に身を置いた経験と、そこで身についた度胸は日常や仕事の場で大きく生きる、というのが川上教授の信念です。BBT芸術祭では多くの方に舞台へ立って頂き、緊張感と対峙し、己をコントロールする経験を積む機会を提供する役割も担っています。
習い事の発表等で継続して舞台に立った経験をお持ちの方にとって、これは特筆すべきスキルに当たりません。しかし大多数の社会人や学生にとって、舞台に立つことは未だ非日常なものです。当事者として舞台に身を置いてみる経験が人生にもたらす影響は決して小さくないでしょう。そのような新しい一歩を踏み出して頂くきっかけとなることを強く願い、BBT芸術祭は運営されています。